【秋田】秋田県知事 気象台の台長とホットライン結ぶ[09/19]

9月19日 20時38分
秋田県の佐竹知事は、ことし7月の記録的な大雨の際にゴルフ旅行から戻るのが遅れて批判されたのを教訓に、災害時に、秋田地方気象台の台長から直接、危機感などを電話で伝えてもらう「ホットライン」を新たに結んだことがわかりました。
秋田地方気象台は、災害の際に避難指示などを出す権限がある市町村長に対し、気象台のトップである台長が、直接、電話で危機感などを伝える
「ホットライン」を県内すべての市町村長との間で結んでいて、7月の記録的な大雨の際には、このホットラインで迅速な避難指示や避難勧告を出すよう促していました。

一方で、秋田県の佐竹知事との間には、これまでホットラインは結ばれていませんでした。秋田県は、7月の大雨の際、佐竹知事がゴルフ旅行から戻るのが遅れて緊急の連絡会議に出席できず批判を受けたことから、
危機管理体制の見直しを進め、先月14日、気象台にホットラインの構築を依頼した結果、知事と台長との間で連絡先を交換したことがわかりました。

ホットラインでは、特別警報が見込まれる場合や、50年に一度の大雨など災害が差し迫った時に、台長から直接、知事に連絡するほか、知事からも相談をする際に利用して素早い体制構築につなげるということです。

秋田県総合防災課は「大きな災害が増える中、知事が気象台の台長から意見を聞けることは災害時の迅速な判断につながる」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170919/k10011148311000.html